知人に好評、妻には不評の「私の朝食シリーズ」
いつもは海産物ばかりですが今回は珍しく麺類にしてみました。
ズバリ、本日のメニューは『きつねうどん』でございます。
ごく普通のうどんに甘辛~く煮詰めた油揚げが良く合います。
野菜は控えめに、あくまでも主役は麺なのです。
ダシを一口すすったら、一気にうどんをかきこんで・・・・・・・・・って
えっ?
うどんの横に写っているのは何かですって?
ま、大したものではありませんが
網走の漁師なら自宅のフリーザーの中に大概入っているもので、どこにでもあるごくごく普通の食べ物です。
秋口に獲れた生の鮭を三枚におろして皮を引き、腹骨を削ぎ落したら、半身を三等分に切り分けて冷凍庫で保管します。保管の際は真空パックにするかピッチリとラップでくるみましょう。
食べる時は一時間ほど前に室温で解凍して、半解凍の状態の時にスライスします。
凍ったままの状態で食べるのがいわゆる「ルイベ」ってやつで、シャクシャクとした食感と口の中で徐々に溶けていくのを楽しむ食べ方になります。
私は身の柔らかさと、脂の味をダイレクトに味わいたい派なので、いつもしっかり溶かしてから食べています。
刺身に玉ねぎをくるんでわさび醤油をちょっとつけて口に放り込みます。
ねっとりと官能的に舌に絡まる鮭の向こうでピリッとした辛味で存在感を示す玉ねぎとのバランスが最高です。
口の中でシャク、ムニ、シャク、ムニとした感触を楽しみながらゴクンと飲み込む頃には、無意識にお箸が次の鮭を玉ねぎごと鷲掴みにしています。
大したものでなくて本当に申し訳ないのですが、ウマイことだけは間違いありません。
あ、そう言えばこの鮭、ただの鮭じゃありませんでした。
普通の鮭一万本の中に一本獲れるか獲れないかくらいの超貴重品、”鮭児(けいじ)”だったのを今思い出しました。
一本数万円の値段がつくことも珍しくないという幻の鮭を、誕生日でもない普通の日に食べちゃいました。しかもきつねうどんと一緒に。
ま、美味しかったからヨシとしましょう。
それでは今日も ごちそうさまでした!!
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