2008年11月25日火曜日

海の珍道具集 1

市場で使用する道具の中には、我々漁師や仲買人にはあたりまえでも一般の人から見ると『?』な物があります。
そんな道具達を不定期に紹介していきたいと思います。

第一問:写真の道具は何をするためのものでしょうか?

巨大なフォークのような形ですね。牧場なんかでこれとよく似た道具でワラをすくってるのを見たことがありますが、ここは市場です。ワラなんかはありませんよ。

さあ、シンキングタイムスタートです!!

それでは正解の発表です。正解はコチラ。









カスベ(エイの仲間)をすくう為の道具でした!!

カスベは体が粘液に覆われていてとても滑りやすい魚なんです。
ゴム手袋をしていてもヌルヌルでとてもつかめません。

そこでこのフォークの出番となる訳です。




先が丸くなっているのでカスベを傷つけず効率よくタンクに移すことが出来ます。
スコップでは先に粘液がたまってしまいますし、幅が狭すぎてカスベが横に滑り落ちてしまいます。

上の写真で真ん中の青いツナギを着ている人は、実は非常に危険な位置に立っています。
あそこにいるとカスベの粘液が飛んでくることがあって、それが服に付こうものなら、その臭気で一日中ブルーになること間違いナシですから。

もしあなたの近くでカスベの積み込みをしている時は思い出してください。

2008年11月12日水曜日

網走お魚図鑑

普段は穏やかなオホーツク海ですが、秋から冬にかけてのこの時期、突然荒れることがあります。


そう、こんな風に・・・

こうなると漁師はお手上げです。黙って陸でシケが治まるのを待つしかありません。

で、この大きなシケが治まった後、何が起きたかといいますと。







カレイ、カレイ、カレイが大漁でした!!
このタンクの中身、全部カレイ!!  しかもこれと同じだけ入ったタンクが全部で8本!!
それ以外に箱に詰められたカレイが200箱以上!!


これだけ大量のカレイを私は初めて目にしました。
本来は鮭を獲る為の定置網にどうしてこれだけ大量のカレイが入ったのか、はっきり言って私にはよくわかりません。
もしかしたら海が荒れたせいでカレイがパニックになったんでしょうかね。

これはクロガレイ、煮付けにすると最高です。
他にカワガレイ、スナガレイなども獲れていました。

網走お魚図鑑

先日、網走の市場に珍しい魚が並べられました。それがコチラ「アオザメ」くんです。
長さはおよそ2m。アオザメの大きさとしては標準の大きさのようです。

調べてみるとこのアオザメ、世界中の暖海域に広く分布していてしかも外洋性とのこと。
おそらくどっかで間違って北海道のしかも沿岸に迷ってきちゃったんでしょうね。

なんでもサメ類の中でも最速の時速35km以上で泳げるそうですよ。なんかカッコイイ。

地中海周辺ではこのアオザメをステーキにして食べるそうです。美味しいのかなぁ。
ちょっと興味ありますね。

映画の「ディープブルー」に出てくるサメはこのアオザメがモデルだそうです。
映画の中では、遺伝子改造により知能を高められたアオザメが人間を次々と襲っていく訳ですが実際に人を襲うことはほとんど無いそうです。

2008年11月4日火曜日

網走の風景

朝から冷え込むなぁと思っていたら(最高気温+5℃)、お昼頃になって網走に今シーズン初の「」が降りました。
雪というよりみぞれに近い状態で、しかもほんの30分ほどでやんでしまいましたがね。



北海道に生まれて37年、毎年見ているはずの風景ですが、やっぱり初雪を見るたびに心がウキウキしてくるのはなぜなんでしょうね。

一ヶ月もすればウキウキどころか、ただの厄介者にしか見えなくなってしまうのに「初雪」にはそんな不思議な存在感があります。

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