(有)カネ活渡辺水産ではちょっとした事件がありました。
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春風と天日に当てたらもっと美味しくなるかも、
と思って前日から軒にぶら下げておきました。
翌朝鮭の様子を見てみると異変が・・・
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何だコレは!?いったい何があったんだ!!
警部(私) 「よく見ると動物が噛み付いたような跡だな
ということは犯人はあいつか?」
部下 「わたしが事情聴取してきます」
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部下 「警部、残念ながら犯人はキツネではないようです」
部下 「周辺に聞き込みに行ってきます!!」
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警部 「ん?なんだこのネコ、野良のくせに随分なれなれしいな」
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部下 「警部、犯人が判りました!!」
警部 「なに?一体誰が犯人なんだ!?」
部下 「それが、その、今警部の足元にいる・・・」
警部 「こ、このノラ猫が犯人だと!? 証拠は?」
部下 「聞き込みの結果近所の子供が登校中に
ネコが魚にぶら下がっているのを見たそうです」
警部 「それは決定的だな。じゃあ、こんなになれなれしいのは」
部下 「エサをくれた人だと勘違いしているんだと・・・」
警部 「本人には犯罪の自覚なしか・・・」
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犯人は見つかりました。が、彼を咎める事はできません。
手の届くところにぶら下げていた私にも落ち度はあるのですから。
それに、軒には全部で3本の鮭がぶら下がっていたんですが
残りの2本は無傷で残っていたのは
彼なりに気を使ったのかも知れないと思ったからです。
というわけで事件は無事に解決しました。
かじられた鮭の尻尾部分は切り落として
彼に謹んで進呈しました。
鳴き声が「アリガトウ」って聞こえたのは気のせいですかね。
その後、鮭を吊るす高さを高くしたのは言うまでもありません。
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